株式市場で株式の売買取引

株を取り扱っている株式市場では、その市場の取引を守り公正性の高い取引市場を形成するために、不正行為について厳しい取り締まりが行われています。

株は、企業などがその経営や運営などを行う名目で資金を調達するためにおこなわれる株式によって発行されるもので、これを投資家が買うことによって企業に資金が巡り、これによって企業は事業を執り行えると同時に、投資家はその企業の株主となることで、そこから配当金などの利益を受ける事が可能となります。

こうした株式が、健全な取引によって売買されるようにつくられたものが、証券取引所であり、証券取引所では多くの企業の株が銘柄として出される株式市場があり、不特定多数の個人投資家や投資ファンドなどがこの株式市場で株式の売買取引を行っているのです。

こうした取引が行われている株式市場では、一定の取引ルールにしたがってたくさんの売買取引が行われることにより、需要と供給の原理によって市場か価格の安定性が図られ、また、公正性と透明性を守るために、その取引に不正が行われないように、市場参加者と国などの期間によってこの監視と規制が行われています。

株取引を行っている株式市場では、いろいろな規制が行われていますが、その中でも私たちもその名称を聞いたことがあるものでは、インサイダー取引というものがあります。

これはインサイダー、つまり企業の内部の関係者などが、その企業の情報において株銘柄の価格に大きな影響を及ぼすであろう事柄を、その情報が一般に広く公表される前に、入手し、これを利用して株式を購入して売り抜けなどを行い、不正に大きな利益を獲得することを指します。

こうしたインサイダー取引は、その企業の内部の人間の取引そのものももちろんですが、その内部情報者から、それにかかわる事実や情報を貰い聞き、その情報が広く一般に公表される前に、その企業の株を購入して不正に大きな利益を得た場合にも規制に対象になります。

また、インサイダー取引は、こうした情報を知らない市場参加者に対して圧倒的な不利な状況を生み出し、株式の市場に対して致命的な不信感を与えることになるために、厳しい規制がとられており、その情報を知り得たものが、不正に利益を得るために取引を行ったのではない場合であっても、規制の対象となることがあります。

インサイダー取引を行った場合には、インサイダー取引で得た利益は全て没収されることになり、さらに500万円以下の罰金か5年以下の懲役、もしくはその両方が科されることになるのです。